*このページでは、トイ・プードルの魅力や特徴、飼うときの注意点などを解説しています。
「犬を飼いたいんだけど、トイ・プードルってどうかな?」
「トイ・プードルの魅力ってどんなところ?」
「トイ・プードルは頭が良いらしいけど、しつけで気をつけることってある?」
あなたは、このような疑問をお持ちではないでしょうか。
そんな疑問を解消すべく、以下では、トイ・プードルという犬種の魅力と特徴、飼い方や注意点などを説明しています。
「犬を飼うことは決めているけど、犬種に迷っている」という方の参考にもなるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
トイ・プードルってこんな犬!その魅力と特徴とは?
ぬいぐるみのようなくるくるふわふわの被毛が可愛らしい犬、トイ・プードル。
とても賢く、抜け毛が少ないことで飼いやすいのも魅力です。
そんなトイ・プードルの特徴は、一言で表すならば「おしゃれで陽気な優等生」。
トイ・プードルの被毛はボリュームのあるカーリーヘアなので、トリミングによる多彩なおしゃれが楽しめます。
そして明るい性格かつ非常に聡明で、しつけがしやすいと言われています。
以下で詳しく説明します!
トイ・プードルの概要
- フランス原産
- 先祖はドイツ原産の狩猟犬という説も
- 超小型犬
- ミニチュア・プードルを更に小型化したことで誕生
- 日本では、2000年以降「ティディベア・カット」で大人気に
- 2022年現在、人気犬種ランキング1位(アニコム損害保険株式会社調べ)
「スタンダード・プードル」を小型化して誕生した「ミニチュア・プードル」。
そして「ミニチュア・プードル」を更に小型化したのがトイ・プードルです。
日本では、スタンダード・プードルやミニチュア・プードルはあまり見かけませんが、トイ・プードルは圧倒的な人気で、人気犬種ランキングの1位にランクインし続けています。
小さい犬なので、ケージやクレートなどが場所を取らず、日本の住宅事情にマッチしているのも、人気の秘密ではないでしょうか。
トイ・プードルの身体的特徴
- 体高:26〜28cm
- 体重:3〜4kg
- 寿命:12〜15歳
- 被毛:密度の高いカーリーヘア(シングルコート)
- カラー:ブラック、レッド、アプリコット、ブラウン、クリーム、ホワイト、シルバー など
- 体型:むっちりした「ドワーフ」、すらりとした「ハイオン」、バランスのとれた「スクエア」の3タイプ
- 抜け毛が少ない
- 体臭が少ない
トイ・プードルの最大の特徴は、やはりぬいぐるみのようなくるくるふわふわの被毛しょう。
くりっくりのおめめも相まって、見つめられるときゅんとする可愛らしさです!
トイ・プードルの被毛は、一層のみの「シングルコート」です。
そのため、二層の「ダブルコート」タイプの被毛を持つ犬種より、抜け毛自体が少ないです。
さらにトイ・プードルは、密度の高いカーリーヘアなので、抜け毛が落ちにくいというメリットもあります。
また、トリミングのスタイルによって全く印象が変わるのも楽しいポイントです。
一番人気は、やはり「ティディベア・カット」!
こぐまちゃんのようで大変キュートですよ。
体型については、脚がやや短めでむっちりした「ドワーフ」体型と、脚が長くてすらりとした「ハイオン」体型、そして2タイプの中間の「スクエア」体型の3タイプが存在します。
3タイプの中ではスクエアタイプが最も多く、かつプードルとして理想的な体型であるとされています。
また、トイ・プードルは比較的体臭が少ないと言われており、動物臭が苦手という方でも気にならないのではないでしょうか。
トイ・プードルの性格的特徴
- 聡明
- 活発
- 警戒心が強い
- 感覚が鋭敏
- 社交的
*あくまで傾向で、性格には個体差があります
トイ・プードルは、非常に賢くて社交的な性格です。
したがって、しつけのしやすい犬種であると言えます。
元々は狩猟犬であったため、活発で運動も大好きなので、普段の散歩のほか、ドッグランなどに連れて行ってあげるのも良いでしょう。
また、警戒心が強く、感覚が鋭敏なのも特徴です。
物音などに反応して興奮しがちな面があるので、吠え癖などがつかないよう、しつけに取り組みましょう。
トイ・プードルを飼う際の注意点と罹りやすい病気・怪我は?
トイ・プードルを飼う際の注意点と、しつけについて気をつけること
トイ・プードルはシングルコートかつ独特なカーリーヘアのおかげで、抜け毛が少ないのが良い点です。
しかしそのぶん、毛が絡まりやすいので、こまめなブラッシングを心がけましょう。
また、他の犬種に比べ、頻繁にトリミングをする必要があります。
頻度の目安としては、1ヶ月〜2ヶ月に1回です。
おしゃれさんは、たいへんデス!
トイ・プードルは、とても聡明であるため、しつけしやすいことで有名です。
しかしその賢さゆえに、しつける側も一貫性を持ってしつけを行わなければなりません。
というのも、人間側が「これくらいならいいかな」と見逃してしまったことに対し、トイ・プードルは「叱られなかった→やってもいい!」とただちに学習してしまうからです。
特に、吠え癖や噛み癖をつけないために、隙のない姿勢でしつけに挑みましょう。
基本的には、甘噛みをしたときや無駄吠えをしてしまったときには遊ぶのを中止する、などの方法を取ります。
しつけ方法の詳細は以下の記事で解説しています!
トイ・プードルが罹りやすい病気や怪我
- 水頭症
- 気管虚脱
- 外耳炎
- 白内障
- 膝関節脱臼や骨折
「水頭症」は、脳脊髄液が頭蓋の中にたまり、脳が圧迫される病気です。
特にトイ・プードルをはじめとする小型犬は遺伝的に発症しやすいと言われています。
罹患した場合の症状は、斜視や痙攣、運動障害や意識障害などです。
「気管虚脱」は、気管が変形して呼吸しづらくなる病気です。
罹患した場合の症状は、運動中や興奮したときに「ガーガー」と喉が鳴る、咳をする、呼吸困難などです。
「外耳炎」は、耳の入り口から鼓膜までの間に細菌などが繁殖し、炎症を引き起こす病気です。
通気性の良くない垂れ耳の犬種に多く発生します。
症状は、かゆみや痛み、独特な臭いや赤く腫れる、などです。
「白内障」は、目の中の水晶体というレンズが白く濁ってしまう病気です。
症状は、視力低下、最悪の場合は失明の恐れがあります。
これらの病気は、予防することが難しいです。
日頃から相棒の様子をよく見て、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院へ連れてゆくことで、せめて早期発見できるように心がけましょう。
また、トイ・プードルはとても活発なので、階段やソファなどの段差を飛び降りて脱臼したり、骨折したりする可能性があります。
ソファやベッドなどの段差には小型犬用の階段を設置するなどして、あらかじめ危険を減らしましょう。
トイ・プードルを飼うのに向いている人は?
これまでに説明したトイ・プードルの特徴から、トイ・プードルを飼うのに向いている人はどんな人か?についてまとめます。
トイ・プードルの相棒に向いているのは、以下に当てはまる方です。
- 犬を飼うのは初めて(しつけのしやすさ重視)
- 陽気でフレンドリーなわんちゃんが好き
- 抜け毛や臭いは少ない方がいい
- 1〜2ヶ月に1回程度トリミングに連れて行ける
- ぬいぐるみのようなくるくるふわふわな被毛を可愛いと思う!
これらの項目に当てはまる方は、ぜひぜひトイ・プードルのおむかえを検討してみてください!
なお、犬をおむかえする前にチェックしておきたい必須条件についても記事にしています。
よろしければご参照ください。
トイ・プードルは人生の相棒にぴったり!
以上、トイ・プードルの魅力と特徴、飼う際の注意点や罹りやすい病気について解説しました。
トイ・プードルはぬいぐるみのような見た目の可愛らしさと、賢く活発な性格が最高にキュートなわんちゃんです。
また、非常に社交的で陽気な気質なので、こちらが愛情を持ってお世話としつけをすれば、必ず親愛の情を返してくれます。
あなたの相棒に、トイ・プードルを選んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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