＊このページでは、ポメラニアンの魅力や特徴、飼うときの注意点などを解説しています。
「犬を飼いたいんだけど、ポメラニアンってどうかな？」
「ポメラニアンの魅力ってどんなところ？」
「ポメラニアンってよく吠えるらしいけど、しつけできるか不安……」
あなたは、このような疑問や不安をお持ちではないでしょうか。
そんな疑問や不安を解消すべく、以下では、ポメラニアンという犬種の魅力と特徴、飼い方や注意点などを説明しています。
「犬を飼うことは決めているけど、犬種に迷っている」という方の参考にもなるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
ポメラニアンってこんな犬！その魅力と特徴とは？
ふわっふわ&ころっころな容姿と、人懐っこさが可愛らしい犬、ポメラニアン。
そんなポメラニアンの特徴は、一言で表すならば「やんちゃな小さいガードマン」。
元気で活発、社交的、甘えん坊な一方で、家族を守ろうとする勇敢さも持っています。
日本はもちろん、アメリカでも大変人気な犬種です。
以下で詳しく説明します！
ポメラニアンの概要
- Pomeranian
- ドイチェスピッツ (Deutscher Spitz)、ポムドッグ（Pom-Dog）などの別名•愛称も
- ドイツおよびポーランドのポメラニア地方原産
- 小型犬
- 中型のスピッツを小型化したことで誕生
- イギリスのヴィクトリア女王が愛好したことで人気に
- 2022年現在、人気犬種ランキング6位（アニコム損害保険株式会社調べ）
ポメラニアンは、スピッツを小型化したことで誕生した犬種です。
そしてイギリスのヴィクトリア女王が小さなポメラニアンを愛好したことで、さらに小型化がすすみ、現在のような姿になりました。
ポメラニアンは日本でも大変人気の犬種で、2022年の人気犬種ランキングでは4位にランクインしています。
小さい犬なので、ケージやクレートなどが場所を取らず、日本の住宅事情にマッチしているのも、人気の秘密ではないでしょうか。
ポメラニアンの身体的特徴
- 体高：13〜28cm
- 体重：3〜6kg
- 寿命：12〜16歳
- 被毛：ボリュームのある長毛（ダブルコート）、抜け毛多め
- カラー：ブラック、ブラック&タン、ブラウン&タン、レッド、ブラウン、オレンジ、クリーム、ホワイト、セーブル、スポット、ブリンドル、マール など
- 小ぶりな立ち耳
- 飾り毛のある巻き尾
ポメラニアンの最大の特徴は、やはりもっふもふでボリューミーな被毛と、つんとしたマズル（鼻先&口先）でしょう。
小ぶりな立ち耳も相まって、「こぐまちゃん」のような愛らしさがあります！
小さいなりに体が丈夫で、活発な犬種であるとも言えます。
被毛についてはオレンジが最も人気で、次いでホワイトやクリームなどとなっているようです。
元々はホワイトがほとんどだったみたいデス！
ポメラニアンの性格的特徴
- 賢い
- 勇敢
- 活発
- 甘えん坊
- 警戒心が強い
- 家族への保護意識が強い
＊あくまで傾向で、性格には個体差があります
ポメラニアンは非常に活発で、遊びを好みます。
そしてとても賢く、覚えが早いので、しつけしやすいと言われています。
性格的に少々甘えん坊なところがあり、場合によっては家族に対して依存性が出てしまい、家族と離れることに強い不安を感じる場合があります。
また家族に対する保護意識が強く、外敵から守ろうとするような行動を見せることもあります。
なお、性格に関しては個体差が大きいので、あくまで傾向であると考えてください。
ポメラニアンを飼う際の注意点と罹りやすい病気・怪我は？
ポメラニアンを飼う際の注意点と、しつけについて気をつけること
ポメラニアンは被毛のボリュームが多いため、通年抜け毛が多いです。
特に春と秋に「換毛期」と呼ばれる毛が生え変わるタイミングがあり、大量の抜け毛が発生します。
抜け毛をそのままにしていると部屋中が毛だらけになったり、皮膚病の原因になる可能性もあるので、できれば毎日ブラッシングをして、取り除いてあげましょう。
ちょっとびっくりする量の抜け毛なのデス！
また、ポメラニアンはとても賢いため、比較的しつけがしやすいです。
しかしその賢さゆえに、しつける側も一貫性を持ってしつけを行わなければなりません。
というのも、人間側が「これくらいならいいかな」と見逃してしまったことに対し、ポメラニアンは「叱られなかった→やってもいい！」とただちに学習してしまうからです。
さらに警戒心が強く、家族を守ろうとする意識が高いので、吠え癖がつきやすいと言われています。
人間側がしっかりとリーダーシップを取らないと、攻撃性が出てきて手をつけられなくなることも考えられます。
特に、吠え癖や噛み癖をつけないために、隙のない姿勢で集中的にしつけに挑みましょう。
基本的には、甘噛みをしたときや無駄吠えをしてしまったときには遊ぶのを中止する、などの方法を取ります。
しつけ方法の詳細は以下の記事で解説しています！
ポメラニアンが罹りやすい病気や怪我
- 水頭症
- 外耳炎
- アロペシアX
- 白内障
- 膝関節脱臼や骨折
「水頭症」は、脳脊髄液が頭蓋の中にたまり、脳が圧迫される病気です。
特にポメラニアンをはじめとする小型犬は遺伝的に発症しやすいと言われています。
罹患した場合の症状は、斜視や痙攣、運動障害や意識障害などです。
「外耳炎」は、耳の入り口から鼓膜までの間に細菌などが繁殖し、炎症を引き起こす病気です。
通気性の良くない垂れ耳の犬種に多く発生します。
症状は、かゆみや痛み、独特な臭いや赤く腫れる、などです。
「アロぺシアX」は、胴体としっぽが脱毛して皮膚が黒ずむ病気です。
ポメラニアンに多い病気なので、「ポメラニアン脱毛症」と呼ばれることもあります。
原因が不明なので「X」という名がついています。
「白内障」は、目の中の水晶体というレンズが白く濁ってしまう病気です。
症状は、視力低下、最悪の場合は失明の恐れがあります。
これらの病気は、予防することが難しいです。
日頃から相棒の様子をよく見て、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院へ連れてゆくことで、せめて早期発見できるように心がけましょう。
また、ポメラニアンをはじめとする小型犬は、骨や関節が強くありません。
したがって階段やソファなどの段差を飛び降りて脱臼したり、骨折したりする可能性があります。
ソファやベッドなどの段差には小型犬用の階段を設置するなどして、あらかじめ危険を減らしましょう。
ポメラニアンを飼うのに向いている人は？
これまでに説明したポメラニアンの特徴から、ポメラニアンを飼うのに向いている人はどんな人か？についてまとめます。
ポメラニアンの相棒に向いているのは、以下に当てはまる方です。
- 活発で甘えん坊なわんちゃんが好き
- 一緒に遊ぶ時間が充分にある
- きっちりとしたしつけを行える
- 部屋掃除が苦にならない（抜け毛が多くてもOK）
- もっふもふころっころなフォルムを可愛いと思う！
これらの項目に当てはまる方は、ぜひぜひポメラニアンのおむかえを検討してみてください！
なお、犬をおむかえする前にチェックしておきたい必須条件についても記事にしています。
よろしければご参照ください。
ポメラニアンは人生の相棒にぴったり！
以上、ポメラニアンの魅力と特徴、飼う際の注意点や罹りやすい病気について解説しました。
ポメラニアンは、ころころふわふわな容姿と、小さいながら活発に動き回る様子がキュートなわんちゃんです。
家族を守ろうとするあまり、吠え癖がつきやすいという一面はありますが、しっかりと愛情を持ってしつけを行えば、最高の家庭犬となってくれます。
あなたの相棒に、ポメラニアンを選んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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