*このページでは、ミニチュア・シュナウザーの魅力や特徴、飼うときの注意点などを解説しています。
「犬を飼いたいんだけど、ミニチュア・シュナウザーってどうかな?」
「ミニチュア・シュナウザーの魅力ってどんなところ?」
「ミニチュア・シュナウザーってよく吠えるらしいけど、しつけできるか不安……」
あなたは、このような疑問や不安をお持ちではないでしょうか。
そんな疑問や不安を解消すべく、以下では、ミニチュア・シュナウザーという犬種の魅力と特徴、飼い方や注意点などを説明しています。
「犬を飼うことは決めているけど、犬種に迷っている」という方の参考にもなるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
ミニチュア・シュナウザーってこんな犬!その魅力と特徴とは?
口ひげのような口周りの被毛と眉毛が「おじいちゃん」を連想させる小型犬、ミニチュア・シュナウザー。
そんなミニチュア・シュナウザーの特徴は、一言で表すならば「陽気でエネルギッシュなおじいちゃん(?)」。
元気で活発、性格も親しみやすく、家族と一緒に過ごすことを好みます。
日本はもちろん、イギリスなどでも大変人気な犬種です。
以下で詳しく説明します!
ミニチュア・シュナウザーの概要
- Miniature Schnauzer
- ドイツ語の「ひげ」を意味する「シュナウツ」から命名
- ドイツ原産
- 小型犬
- スタンダード・シュナウザーを小型化したことで誕生
- ドラマ「マルモのおきて(2011)」に出演
- 2022年現在、人気犬種ランキング7位(アニコム損害保険株式会社調べ)
ミニチュア・シュナウザーは、スタンダード・シュナウザーを小型化したことで誕生した犬種です。
俊敏で活発なため、農場などでねずみ捕りのために飼われていたと言う経歴があります。
また日本では「テリア」の仲間とされていますが、実際にはテリアの血統ではありません。
見た目や気質に似た部分があるために、便宜上「テリア」に分類されているようです。
ミニチュア・シュナウザーは日本でも大変人気の犬種で、2022年の人気犬種ランキングでは7位にランクインしています。
小さい犬なので、ケージやクレートなどが場所を取らず、日本の住宅事情にマッチしているのも、人気の秘密ではないでしょうか。
ミニチュア・シュナウザーの身体的特徴
- 体高:30〜35cm
- 体重:4〜8kg
- 寿命:12〜15歳
- 被毛:ワイヤーのような硬毛(ダブルコート)、抜け毛は少なめ
- カラー:ブラック、ブラック&シルバー、ソルト&ペッパー、ホワイト、まれにウィートン(非公認)
- 口周りの被毛が「口ひげ」よう
- 目の上の被毛が「眉毛」のよう
ミニチュア・シュナウザーの最大の特徴は、やはり口ひげと眉毛のような被毛でしょう。
まるで「おじいちゃん」や「仙人」のような容姿ですが、小柄ながらがっしりとした体格で、大変活発な犬種です。
被毛についてはいわゆる「ワイヤーヘア」で、針金のような硬毛が特徴です。
密集して生えているので、比較的寒さには強いとされています。
また毛量が豊富なので、トリミングではさまざまなアレンジを楽しめます。
トリミングの仕方によって、
かっこよくもかわいくも個性的にもなれるみたいデス!
ミニチュア・シュナウザーの性格的特徴
- 賢い
- 活発
- 陽気
- 警戒心が強い
- 愛情深い
- 従順
*あくまで傾向で、性格には個体差があります
ミニチュア・シュナウザーは非常に活発で、遊びを好みます。
そして家族と一緒に過ごすことを喜び、愛情深い犬種としても有名です。
家族へは従順な一方で他者への警戒心が強く、吠え癖や攻撃性が出てしまう可能性もあります。
なお、性格に関しては個体差が大きいので、あくまで傾向であると考えてください。
ミニチュア・シュナウザーを飼う際の注意点と罹りやすい病気・怪我は?
ミニチュア・シュナウザーを飼う際の注意点と、しつけについて気をつけること
ミニチュア・シュナウザーは「ワイヤーヘア」なので抜け毛が少ないのがメリットですが、抜け毛や汚れは絡まりやすいので、こまめなブラッシングが必要です。
また、トリミングの頻度は1ヶ月〜2ヶ月に1回が目安となっています。
また、ミニチュア・シュナウザーは賢く家族には従順なため、比較的しつけがしやすいと言われています。
しかし警戒心が強いので、吠え癖がつきやすいという面もあります。
特に、吠え癖や噛み癖をつけないために、隙のない姿勢で集中的にしつけに挑みましょう。
基本的には、甘噛みをしたときや無駄吠えをしてしまったときには遊ぶのを中止する、などの方法を取ります。
しつけ方法の詳細は以下の記事で解説しています!
ミニチュア・シュナウザーが罹りやすい病気や怪我
- 僧帽弁閉鎖不全症
- 外耳炎
- 白内障
- 尿結石
- 膝関節脱臼や骨折
「僧帽弁閉鎖不全症」は、心臓の左心房と左心室の間の弁が変性する病気です。
罹患した場合の症状は、咳、運動中に倒れる、呼吸困難などで、最悪の場合は死に至ることもあります。
「外耳炎」は、耳の入り口から鼓膜までの間に細菌などが繁殖し、炎症を引き起こす病気です。
通気性の良くない垂れ耳の犬種に多く発生します。
症状は、かゆみや痛み、独特な臭いや赤く腫れる、などです。
「白内障」は、目の中の水晶体というレンズが白く濁ってしまう病気です。
症状は、視力低下、最悪の場合は失明の恐れがあります。
これらの病気は、予防することが難しいです。
日頃から相棒の様子をよく見て、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院へ連れてゆくことで、せめて早期発見できるように心がけましょう。
「尿路石」は、尿に含まれる成分が結晶化して結石となる病気です。
症状は、排尿時の痛み、血尿などです。
結石が尿道に詰まると命にかかわる場合もあります。
予防のためには食事に気をつけたり、水を多く飲ませることが肝要です。
また、ミニチュア・シュナウザーをはじめとする小型犬は、骨や関節が強くありません。
したがって階段やソファなどの段差を飛び降りて脱臼したり、骨折したりする可能性があります。
ソファやベッドなどの段差には小型犬用の階段を設置するなどして、あらかじめ危険を減らしましょう。
ミニチュア・シュナウザーを飼うのに向いている人は?
これまでに説明したミニチュア・シュナウザーの特徴から、ミニチュア・シュナウザーを飼うのに向いている人はどんな人か?についてまとめます。
ミニチュア・シュナウザーの相棒に向いているのは、以下に当てはまる方です。
- 元気で活発なわんちゃんが好き
- ほぼ毎日ブラッシングができる
- 1〜2ヶ月に1回、トリミングに通える
- 散歩や一緒に遊ぶ時間が充分にある
- しつけのしやすさ重視
- おじいちゃん的なルックスを可愛いと思う!
これらの項目に当てはまる方は、ぜひぜひミニチュア・シュナウザーのおむかえを検討してみてください!
なお、犬をおむかえする前にチェックしておきたい必須条件についても記事にしています。
よろしければご参照ください。
ミニチュア・シュナウザーは人生の相棒にぴったり!
以上、ミニチュア・シュナウザーの魅力と特徴、飼う際の注意点や罹りやすい病気について解説しました。
ミニチュア・シュナウザーは、好々爺のような容姿と、陽気で愛情深い性格が愛らしいわんちゃんです。
警戒心が強く吠え癖がつきやすいという一面はありますが、しっかりと愛情を持ってしつけを行えば、最高の家庭犬となってくれます。
家族に対して従順で活発なので、子どもの良い遊び相手にもなってくれるでしょう。
あなたの相棒に、ミニチュア・シュナウザーを選んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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