*このページでは、犬のトイレのしつけ方法について解説しています。
あなたは、
「犬をお迎えしたけど、トイレのしつけがなかなかうまくいかなくて……」
「昨日は成功していたのに、今日は全然トイレにしてくれない!」
「ちょっと目を離した隙にしているから、なかなかトレーニングができない」
など、犬のトイレのしつけでお困りではないでしょうか?
犬をお迎えした際、最初に行うべき最も大切なこと、それはトイレのしつけです。
しかしトイレトレーニングは、一番時間がかかり、かつ一番難しいしつけでもあります。
以下では、そんな犬のトイレトレーニングについて、具体的な方法を説明しています。
基本的に、特別な道具などは必要ありませんので、どなたでも実行可能な内容です。
犬と一緒に室内で生活する上で必須となるしつけですので、ぜひ、最後までご覧ください。
簡単!犬のトイレのしつけ方法
犬がお家にやってきたら、まずは犬が新たな環境に慣れるまで、ケージで数日程度過ごさせるのが一般的です。
実はこのときから既に、トイレトレーニングは始まっているのです。
仔犬のトイレのしつけ方法
仔犬をお迎えした場合、トイレのしつけは比較的しやすいです。
というのも、仔犬の頃は排泄の回数自体が多いので、しつけのチャンスがたくさんあるからです。
仔犬をお迎えした初日から、さっそくトイレトレーニングをスタートしましょう。
小さいうちがチャンスなのデス!
トレーニング ステップ1(お迎え当日〜数日)
前述のとおり、仔犬が環境に慣れるまでの数日間はケージで過ごさせるのですが、そのケージの中でしつけを行います。
方法は、とてもシンプル。
- ケージ内全体にトイレシートを敷き詰める
- 排泄をしそうなタイミングを見計らう
- シートの上にトイレをした瞬間、大げさに褒めておやつをあげる
ひたすらこれを繰り返すのみ、です。
ケージ内全域にシートを敷き詰めてあるので、失敗のしようがないというところがポイントです。
褒められた犬は、「トイレをすると良いことがある!」と学習します。
コツとしては、犬は食事や目覚めた直後に排泄をすることが多いので、食後や目を覚ましたときにさりげなく様子を見ておくことです。
トレーニング ステップ2(お迎え後数日〜)
さて、お迎えから数日して、犬の様子が落ち着いてきたら、ケージから出して遊ぶ時間を設けます。
この段階でのしつけの手順は以下の通りです。
- ケージ内の半分ほどにトイレシートを敷き詰める
- トイレシートの上で排泄をしたら、大げさに褒める
- すぐにケージから出して一緒に遊ぶ
- 10〜15分程度遊んだら、疲れないうちにケージへ戻す
トイレシートに排泄をするたびに、以上の手順を繰り返します。
ケージから出て相棒と一緒に遊ぶというのは、犬にとっては楽しいごほうびになります!
なお、ケージの半分の面積がトイレシートなので、成功の確率も1/2ですね。
このとき、失敗しても叱ってはいけません。
叱られた犬は、「排泄をするのは悪いこと」と誤った学習をしてしまう可能性があるからです。
すると、隠れて排泄をするようになってしまい、トイレのしつけが難しくなります。
成功したときだけ思いっきり褒め、失敗したときには粛々と排泄物を片付ける、というのがポイントです。
トレーニング ステップ3(ケージ内のトイレを覚えたら)
ケージ内でのトイレを覚えたら、今度は部屋に設置したトイレを覚えてもらいます。
手順は以下の通りです。
- 部屋の中にトイレを設置し、その周辺にも広めにトイレシートを敷き詰める
- 排泄をしそうなそぶりを見せたら、シートの上に誘導する
- シートの上で排泄できたら、大げさに褒めておやつをあげる
- ほぼ成功するようになってきたら、徐々に敷き詰めたシートの数を減らしてゆく
「排泄しそうなそぶり」とは、床の匂いを嗅ぐように姿勢を低くしてうろうろ歩き回る、どことなくそわそわしている、などです。
また最初の頃は、トイレの場所を鼻で認識しやすいように、既におしっこ済のシートを設置するとよいです。
広めに敷き詰めたシートの数を減らしてゆき、最終的にトイレのみ(シート1枚分)にするのが目標です。
これを達成できれば、トイレのしつけは完成と言ってもよいでしょう。
余談ですが、「トイレをすると褒められる」ということを学習した犬は、排泄のたびに嬉しそうに報告しにくるようになるので、とても可愛いですよ。
トイレを覚えた今でも、たまにおやつがもらえるから、うれしいデス!
成犬のトイレのしつけ方法
成犬をお迎えした場合、しつけの難しさは、お迎え前の状態によります。
すでにしっかりトイレシートを使えていれば、新居でもスムースにトイレを覚えてくれるでしょう。
一方、以前の環境でトイレシートに排泄するということに慣れていなかった場合、年単位で教える必要があるかもしれません。
また、すでにマーキングを覚えてしまっている場合は、トイレを覚えてもらうのはなかなか困難でしょう。
*マーキングとは……自分の縄張りを主張するために、いたるところに少量のおしっこをする行動。
ただし、しつけ手順は仔犬の場合と一緒です。
成犬の場合は、覚えるのに時間がかかることを念頭に置き、気長に訓練していきましょう。
トイレトレーニングが済めば、しつけの8割は成功!
この記事では、犬のトイレのしつけ方法について解説しました。
意外にシンプルで簡単だと感じたのではないでしょうか。
「犬がトイレシートに排泄→すかさず褒める」という成功パターンを数多く反復するほど、トイレの成功率も上がっていきます。
とはいえ、四六時中愛犬の様子を伺い、トイレのタイミングを見計らうのは難しいでしょう。
なかなか褒めるタイミングを掴めなくても焦らず、地道にトイレのしつけの完成を目指しましょう。
また、人間と同じように犬にも個性がありますので、どうしてもトイレが苦手だという子もいます。
トイレトレーニングがうまくいかなくても、相棒とご自身を責めずに、「成功率が少しでも上がったら儲けもの」くらいの気持ちでいきましょう。
トイレが下手でも、元気ならヨシ!なのデス!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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