犬の吠え癖のしつけ方法を解説!【無駄吠えの治し方】

犬の吠え癖の対処法 お悩み解決

*このページでは、犬の無駄吠え・吠え癖への対処法について解説しています。

あなたは、

「うちの犬、インターフォンが鳴ると必ず吠えちゃって……」
「犬の吠え癖をなんとかしたいけど、叱っても治らない」
「うちのわんこの無駄吠えで、近隣から苦情が来てしまった」

など、犬の無駄吠え・吠え癖について、お困りではないでしょうか?

犬の吠える声というのは、想像以上に大きく、よく響きます。
しつけが上手くいかないと、近隣トラブルに発展してしまう可能性すらあります。

そのため、犬と暮らす上で、可能な限り無駄吠えをしないように教えるのは、大切なしつけです。

以下では、そんな犬の無駄吠え・吠え癖を治すトレーニングについて、具体的な方法を説明しています。

ぜひ、最後までご覧ください。

全部で4種類!犬の無駄吠え(吠え癖)の原因とは?

吠える犬
犬の鳴き声は大きく響く!

犬にとって、吠えるという行為はコミュニケーションの一種です。
吠えることで群れの仲間と意思疎通をはかったり、敵を威嚇したりするのです。
したがって、吠えるという行為自体は本来、悪いことではありません

しかし、人間と一緒に現代の住環境で暮らす場合、吠えるという行為をコントロールできないと、トラブルの原因になってしまう可能性が高いです。

そこでしつけが必要になるわけですが、そもそも犬が無駄吠えをしてしまう原因は、複数考えられます。
原因によって対処方法は変わってくるので、まずは愛犬がどんなときに吠えるのかを観察してみましょう。

犬の吠え癖の状況と原因を分類すると、以下の通りです。

無駄吠えの原因その1 気分はガードマン!威嚇型

「威嚇型」の吠え癖は、未知のものから自分と群れ(家族)、あるいは縄張り(家)を守ろうとすることから発生します。

場面によっては、恐怖からくる攻撃性が見られることもあります。

このタイプの無駄吠えは、以下のような対象へ向けられます。

  • 知らない人
  • 知らない犬
  • インターフォンの呼び出し音や、ドアベル
  • その他、物音など

そして、吠えた後に威嚇した相手がいなくなったり、物音が止んだりすると「自分が吠える→脅威が去る!」と学習してしまうのです。

編集長
編集長

相棒やお家を守ろうと、がんばっちゃうのデス!

無駄吠えの原因その2 わがまま発動!要求型

「要求型」とは、犬が人間に何かをしてほしいときに吠えてしまう、というタイプの無駄吠えです。

このタイプの無駄吠えは、犬が以下のような状態のときに起こります。

  • ごはんやおやつが欲しい
  • 遊んでほしい
  • 散歩に連れて行ってほしい

など

そして、このような状態で人間に向かって吠えた際、自分の要求が通った経験があると、「吠えれば(人間は)言うことを聞いてくれる!」と学習することになります。

無駄吠えの原因その3 爆上がるテンション!興奮型

「興奮型」とは、犬にとって楽しいことや嬉しいことがあったときに、つい興奮して吠えてしまうタイプの吠え癖です。

興奮型の吠え癖は、以下のようなときに起こります。

  • 家族が家に帰ってきたとき
  • 遊んでいるとき

など

そして、興奮して吠えているときに人間が大きな反応をしてしまうと、よけいに興奮して手がつけられなくなることもあります。

無駄吠えの原因その4 オオカミ由来の本能?反射型

「反射型」とは、消防車のサイレンなどに対し、遠吠えを返してしまうタイプの無駄吠えです。
なぜサイレンに反応するのかというと、あの特有の「ウー」という音が、遠吠えに似ているためだと言われています。

また、近所に住んでいる犬同士が、互いに遠吠えを返し合うケースもあります。

編集長
編集長

ぼくは遠吠えしないけど、サイレンの音がすると、つい聞き耳を立てちゃうのデス

犬の無駄吠え(吠え癖)の原因別しつけ方法

静かに!
お静かに!

それでは、実際に犬の無駄吠え(吠え癖)の治し方を、前述の原因別に、それぞれ解説します。

原因その1 威嚇型への対処法

威嚇型の無駄吠えに対しては、基本的に「威嚇する必要がない」こと及び吠えなかったら褒められる」ことを学ばせる、という手法をとります。

たとえば、インターフォンの呼び出し音やドアベルへの対処は以下のように行います。

  1. 犬がすでに慣れている人物へ協力を頼み、インターフォンなどを鳴らしてもらう
  2. 家へ入ってもらい、犬に「インターフォンの音がしても、やってくるのは敵ではない」と示す
  3. 以上を繰り返すうちに、インターフォンなどが鳴っても吠えない瞬間が出てきたら、すかさず褒めておやつをあげる

また、散歩の途中などに知らない人や知らない犬を威嚇してしまう場合は、

  1. 散歩途中で知らない人や犬が通りかかるたびに、おやつをあげて注意をそらす
  2. 1を繰り返すうちに、知らない人や犬が通りかかると、おやつがもらえると思ってこちらを見るようになるので、褒めておやつをあげる

一度吠え癖がついてしまうとなかなか抜けませんし、手順通りにいかないこともあると思います。

しかし、「威嚇する必要がない」こと及び「吠えなかったら褒められる」ことを学ばせる、という基本を押さえ、根気強くトレーニングを行いましょう。

また、威嚇吠えをしたときに、大声をあげて叱ったりしてはいけません。
叱られた犬は、警戒対象と嫌な記憶が結びつき、より激しく吠えるようになる恐れがあるからです。

原因その2 要求型への対処法

要求型の無駄吠えは、他と比べて矯正しやすいです。
なぜなら、他の無駄吠えの発生が偶然や環境に左右されるのに対して、要求型の場合は、人間側の対応を変えるだけで改善するからです。

対処法はずばり、犬の要求吠えに対して無反応をつらぬくこと。

犬の要求に応えることで吠え癖がエスカレートしてしまうことを考えれば、逆に、反応しなければ良いのです。
具体的には、犬が吠えている間は「視線を合わせない」「声をかけない」「触らない」を徹底します。

かなり精神力が必要な対処法ですが、耐え忍びましょう。
吠えても要求が通らないことを学べば、少しずつ、吠えることも減っていくはずです。

編集長
編集長

すぐにはうまくいかなくても、じっくり焦らずに教えてあげてほしいデス!

原因その3 興奮型への対処法

興奮型の無駄吠えは、犬の「嬉しい!」「楽しい!」という感情が爆発して起こるので、とにかく落ち着かせることが大事です。

たとえば、家族が帰宅したときに嬉しくて吠えてしまう場合は、帰宅した本人が「視線を合わせない」「声をかけない」「触らない」という対応をします。

喜んで出迎えてくれる愛犬に対し、無反応でいるのはつらいものがありますよね。
しかしかまってしまうとよけいに興奮するので、声をかけたり撫でるのは、犬が吠えるのをやめてからにしましょう。

ちなみに、遊んでいるときに興奮して吠える場合も、対処は同様です。

原因その4 反射型への対処法

最後に反射型の無駄吠えですが、これは本能由来の条件反射のようなものなので、完全になくすのは難しいでしょう。

対応としては、都度抱き上げたり、おもちゃを出して遊びに誘ったりして気をそらせることをお勧めします。

相棒と一緒に、無駄吠え(吠え癖)の軽減を目指そう!

河原と編集長
相棒との楽しい生活のために!

この記事では、犬の無駄吠え・吠え癖のしつけ方法について解説しました。

一度吠え癖がついてしまうとなかなか抜けませんし、手順通りにいかないことも多々あると思います。

しかし吠えるという行為自体、犬にとっては自然なことです。
ゆえに完全にはなくならないし、程度によっては、なくす必要がないケースもあります。

したがって完璧を目指すよりも、あなたと相棒が穏やかに暮らすために、近隣の迷惑にならない状態をゴールと定めて頑張りましょう。

もし頑張ってもどうにもならなかった場合は、ドッグトレーナーなどの専門家に頼るのも良いかもしれません。
きっと適切なアドバイスをもらえるはずです。

悩みすぎず、プロに相談するデス!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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