*このページでは、チワワの魅力や特徴、飼うときの注意点などを解説しています。
「犬を飼いたいんだけど、チワワってどうかな?」
「チワワの魅力ってどんなところ?」
「チワワは気が強いらしいけど、しつけできるか不安……」
あなたは、このような疑問や不安をお持ちではないでしょうか。
そんな疑問や不安を解消すべく、以下では、チワワという犬種の魅力と特徴、飼い方や注意点などを説明しています。
「犬を飼うことは決めているけど、犬種に迷っている」という方の参考にもなるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
チワワってこんな犬!その魅力と特徴とは?
うるうるおめめと小さな体、ピンと立った大きな耳が可愛らしい犬、チワワ。
体が小さいので、どこへでも一緒におでかけできるのが魅力です。
そんなチワワの特徴は、一言で表すならば「ちょっと無謀な小さい勇者」。
数百種にものぼると言われる犬種の中で、体が最も小さいのが、チワワです。
そして見かけによらず、非常に大胆不敵で勇敢な性格をしています。
また、その体の小ささゆえに、気をつけなければならないことなどもあります。
以下で詳しく説明します。
チワワの概要
- Chihuahua
- メキシコのチワワ州原産
- 「テチチ」という5世紀以前から存在する古い犬種の子孫
- 犬としては世界最小
- 超小型犬
- 日本では某企業のCMで大ブレイク
- 2022年現在、人気犬種ランキング2位(アニコム損害保険株式会社調べ)
アメリカでは、1990年代に「タコベル」というタコスのファストフード店のイメージキャラクターとして、人気を博しました。
日本では、2002年にアイ○ルのCMに出演していた「くぅ〜ちゃん」が大人気となり、以降、人気犬種ランキングの上位にランクインし続けています。
とても小さい犬なので、ケージやクレートなどが場所を取らず、日本の住宅事情にマッチしているのも、人気の秘密ではないでしょうか。
チワワの身体的特徴
- 体高:15〜25cm
- 体重:1.8〜3kg
- 寿命:12〜20歳
- 被毛:スムースコート(短毛)、ロングコート(長毛)
- カラー:ブラック、ブラック&タン、チョコレート&タン、レッド、フォーン、クリーム、ホワイト、ブルー、イザベラ など
- 体型:むっちりした「ドワーフ」とすらりとした「ハイオン」の2タイプ
- 頭部:アップルヘッド(アップルドーム)と呼ばれる丸い形状
- くりくりとした大きな目と、大きな耳を持つ
チワワの最大の特徴は、くりっとした大きな目でしょう。
常にうるうるとしていて、見つめられるときゅんとする可愛らしさです!
被毛については2種類存在します。
スムースコートはやや光沢のあるなめらかな短毛が特徴です。
一方、ロングコートはふわふわとした長毛で、耳やしっぽの豪華な飾り毛が特徴です。
日本ではロングコートの方が人気が高いようで、スムースコートはややレアとなっています。
また、脚がやや短めでむっちりした「ドワーフ」体型と、脚が長くてすらりとした「ハイオン」体型の2タイプが存在します。
チワワの性格的特徴
- 勇敢・大胆・無謀
- 好奇心旺盛
- 活発
- 警戒心が強い
- 愛情深い
*あくまで傾向で、性格には個体差があります
チワワは、小さな体に見合わず、非常に大胆で好奇心旺盛な性格です。
身体の大きな大型犬などへも躊躇なく向かっていくので、見るものをハラハラさせることもしばしば。
ぼくが仔犬のころ、体の大きさが10倍くらいのわんこにじゃれついたら、
相棒がすっごく慌てていたデス!
また、勇敢さや大胆さと矛盾するようですが、警戒心が強いのも特徴です。
小さな物音に反応して吠えたり、知らない人や犬へ攻撃的になったりすることもあります。
「誰に対してもフレンドリー」というタイプではなく、初対面の人に慣れるのには時間がかかる場合が多いようです。
一方で、家族や親しい人に対してはとても愛情深く、献身的です。
チワワを飼う際の注意点と罹りやすい病気・怪我は?
チワワを飼う際の注意点と、しつけについて気をつけること
チワワは体が小さい分、特に寒さに弱いです。
冬場は暖かな環境を用意し、お散歩の際には防寒着を着せるなどの工夫が必要です。
また、チワワの大胆で好奇心の強いところはとても可愛らしいものですが、持ち前の勇敢さや警戒心の強さが裏目に出てしまうこともあります。
たとえば、しつけが上手くいかずに吠え癖がついてしまったり、知らない人へ攻撃的になったりする場合です。
吠え癖や噛み癖をつけないためには、一貫性を持ったしつけが必要です。
できれば仔犬の頃にたくさんの犬や人に触れてもらい、遊んでもらうこと。
そして、甘噛みをしたときや無駄吠えをしてしまったときには遊ぶのを中止する、などのしつけを継続的に行いましょう。
しつけ方法の詳細は以下の記事で解説しています!
チワワが罹りやすい病気や怪我
- 水頭症
- 僧帽弁閉鎖不全症
- 気管虚脱
- 膝関節脱臼や骨折
「水頭症」は、脳脊髄液が頭蓋の中にたまり、脳が圧迫される病気です。
特にチワワをはじめとする小型犬は遺伝的に発症しやすいと言われています。
罹患した場合の症状は、斜視や痙攣、運動障害や意識障害などです。
「僧帽弁閉鎖不全症」は、心臓の左心房と左心室の間の弁が変性する病気です。
罹患した場合の症状は、咳、運動中に倒れる、呼吸困難などで、最悪の場合は死に至ることもあります。
「気管虚脱」は、気管が変形して呼吸しづらくなる病気です。
罹患した場合の症状は、運動中や興奮したときに「ガーガー」と喉が鳴る、咳をする、呼吸困難などです。
これらの病気は、予防することが難しいです。
日頃から相棒の様子をよく見て、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院へ連れてゆくことで、せめて早期発見できるように心がけましょう。
また、チワワの骨と関節は脆く、階段やソファなどの段差で脱臼したり、骨折したりする可能性があります。
ソファやベッドなどの段差には小型犬用の階段を設置するなどして、危険を減らしましょう。
チワワを飼うのに向いている人は?
これまでに説明したチワワの特徴から、チワワを飼うのに向いている人はどんな人か?についてまとめます。
チワワの相棒に向いているのは、以下に当てはまる方です。
- おおらかな性格である(わんちゃんの気の強さにも寛容になれる)
- 根気強くしつけを行える
- 小さい体とまあるい頭、くりっくりの瞳を可愛いと思う!
これらの項目に当てはまる方は、ぜひぜひチワワのおむかえを検討してみてください!
なお、犬をおむかえする前にチェックしておきたい必須条件についても記事にしています。
よろしければご参照ください。
チワワは人生の相棒にぴったり!
以上、チワワの魅力と特徴、飼う際の注意点や罹りやすい病気について解説しました。
チワワは見た目の可愛らしさと、意外に大胆な性格が最高にキュートなわんちゃんです。
また、非常に愛情深い気質なので、こちらが愛情を持ってお世話としつけをすれば、必ず親愛の情を返してくれます。
あなたの相棒に、チワワを選んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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